超不思議!回転して重ねると画面の一部が浮き上がって動く!

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市松模様ってご存知ですか。色の異なる2種類の正方形または長方形を互い違いに並べた模様のことです。江戸中期に歌舞伎役者が、この模様の袴を用いたことから広まったそうです。
今回は、この市松模様を使った錯視図形をお見せしましょう。2枚ある市松模様のうちの1枚を90°回転して重ねるとと不思議なことが起こります。


1枚目の市松模様です。今回使う市松模様は長方形を互い違いに並べています。この1枚だけでは何も起こりません。
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市松模様のまん中に丸い穴をあけます。いよいよですよ。

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最初の市松模様を90°回転させました。この画像の上に穴をあけた画像を重ねます。重ねたときにはみ出さないように、上下左右の長方形の数は減らしました。

yoko

では、重ねます。この画像は長く見ていると車酔いしたようになる人がいます。見ていて、そのように感じられる人はあまり長く見ないでくださいね。

これが、2枚の市松模様の画像を重ねた画像です。どのように見えるでしょうか。静止画像を重ねているだけなのですが、円の中にある市松模様が動いて見えませんか。そしてそのままじっと見ていると、円の部分が浮き上がってきます。

kansei
この錯視画像の見る方法はいろいろあるようです。見た瞬間に円の部分の画像が動き出して見える人。画像全体を少し動かすと円の部分が動き出して見える人。なかなか動かないぞという人は、画像全体を斜めに動かしてみると良いかもしれません。
この動く錯視は、「オオウチ錯視」と呼ばれています。発見したのは、ドイツの視覚研究者スピルマンです。

(秒刊サンデー:わらびもち

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