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見るからに寒々とした氷の海。でもアザラシは寒さ何てなんのその。水面から顔を出したりまたもぐったりして元気いっぱいです。残念ながら後ろに見えている氷は流氷ではありません。実はここは北海道旭川市にある旭山動物園です。さすが行動展示で有名な動物園です。アザラシ館に入ると、活き活きとしたとアザラシを間近に見ることができます。


アザラシ館と書かれている看板を目印に、中に入るとちょっと薄暗い通路があります。通路を抜けると目の前にこんな景色が飛び込んできます。

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広い空間が広がっています。円筒の中には水が入っています。右手奥の方は水族館のような作りになっています。



水族館のように見えるのは、見える通り水族館です。この場所の天井の上は、先ほどアザラシが顔を出していたアザラシ用のプールです。つまり、ここはプールの地下部分に作られています。まだ説明していませんでしたが、ここで飼育されているアザラシの種類はゴマフアザラシです。

入園者は、水面から下に降りて来たアザラシをここでも見ることができます。水槽の上の方が明るいのは、外の光がもれてきているからです。

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3頭とも離れて泳いでいますが、2頭仲良くじゃれているように泳いでいることもあります。


水槽に近寄ると、アザラシの顔もはっきりと見ることができます。夏場に陸上で見るアザラシはコンクリートの上でのんびりとしていて、見ている側をほんわりとした気持ちにさせてくれます。
逆に、水中のアザラシの動きは大変素早くて、コンクリートの上で寝そべっているときとは全然違います。写真に撮ろうとしても動きが速すぎて、なかなか撮ることができません。

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泳ぐ姿を見るだけでも「すごいなー」と思ってしまいますが、ここではもっとすごいものを見ることができます。先ほどのアザラシ館の入り口付近の写真に水の入った円柱が写っていました。何のために設置されているのでしょうか。ただの飾りでしょうか。


いいえ、ただの飾りではありません。この円柱の上の方はアザラシが顔を出していた水面とつながっています。また、円柱の下の方もプールとつながっています。つまり、アザラシはプールの中を泳ぎながら、この円柱の中を通るのです。上から降りてくることもありますし下から上へ通り抜けて行くこともあります。入館者たちは円柱の中を通り過ぎるアザラシを見ようとして円柱の周りに集まってきます。



しばらく待っていると、アザラシがこんな風に顔を出します。こんな可愛らしい顔を見てしまうと、もう円柱の側から離れたくなくなります。いくら見ても見飽きることなんてありません。

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まるで、「こんにちは」と言っているようにさえ見えます。ずーっと見ていたいのですがこの表情は一瞬しか見ることができません。素早く上に泳いで行ってしまいます。

円柱の上の方を覗いてみましょう。

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アザラシの顔の上の方に見えているのは、先ほどの氷がいっぱいの水面です。白く見えているのは氷です。円柱がプールとつながっているのがわかります。水の色が少し緑っぽく見えていますが、多分これは太陽の光の影響です。

同じような現象がたくさん積もった雪でも見られます。ただ降っている雪ではそのようなことはありませんが、大量のきれいな雪が積もった場合には、一部分が水色に見えることがあります。それはとてもきれいです。



3頭のアザラシが水面にぷかぷかと浮いています。水でぬれている頭がとてもかわいらしいです、もしかしたらどれかのアザラシの下半身は円柱の中に入っていて、頭だけ出しているのかもしれません。

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動物たちの冬期間の姿を見に来てみませんか。こんな姿を見ることができるのは冬だけです。
人間にとっては寒い寒い冬ですが、防寒具さえきちんとしていれば大丈夫です。家の中はとても暖かいので心配ありません。

(秒刊サンデー:わらびもち