この意味不明な漢字、なんて読む?この漢字、苗字らしいぜ!

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こんな苗字を見たり聞いたりしたことがありますか。我々が知っている苗字には、佐藤さんや鈴木さんのように誰もが読めるものから、初めて見たときには到底読めないと思われる難読苗字まであります。難読苗字は、書かれている漢字の意味をたどっていくと読み方につながっていくというものがあります。この苗字も、まさにそういう苗字です。

question

「鴨脚」と書かれているこの苗字は「鴨」という漢字と「脚」という漢字で成り立っています。ぱっと見た感じでは、”かもあし”さんでしょうか。難読苗字というのですから、もっと難しいはずです。それぞれの漢字の意味をたどってみましょう。

「鴨」は鳥の鴨で、「脚」はあしという意味ですね。鴨の脚に関係ありそうです。鴨の脚を見たことはありますか。どのような形をしているでしょうか。

-鴨の脚の形は

鴨の脚の形は、銀杏(いちょう)の葉に似ているのだそうです。

hint

どうでしょうか。鴨の脚と銀杏の葉とは似ているでしょうか。そう言われると、似ているような気持になってきます。

-答えは

「鴨脚」と書いて「いちょう」と読みます。

answer

-では、「一口」さんは何と読むと思いますか。

この苗字の由来にはいくつかあって、どれが正しいと言い切ることはできないのですが、「口」という漢字は入り口を表しているのは間違いないようです。

question2

京都に「一口」という地名があるそうです。この苗字はこの地名に由来しているそうです。この地域(村)は三方が沼地に囲まれていて村への入り口はひとつしかなかったそうです。入り口がひとつしかないため、人の出入りは大変混雑したそうです。

人が大勢いて混雑するときに。いも洗い状態ということがあります。

-答えです

ということで、「一口」さんの読み方は「いもあらい」さんです。

-では、「月見里」さんは何と読むでしょう

この苗字の由来を聞かされると、なるほどと納得してしまいます。「月見里」を漢字の意味を1文字ずつたどっていくと、月を見る(ことができる)里ということになります。月を見ることができるということは、周りに月をさえぎるものがないということです。現代ならビルなどが考えられますが、古い時代にビルはありませんでした。

question3

古い時代に月をさえぎってしまうものといえば、高い丘や山が考えられます。それらがなければ月が見えます。つまり山がなければ月が見えるというわけです。

-答えです

”山がなければ”月が見えるということで、「月見里」さんの読み方は「やまなし」さんです。

-こんな苗字もあります

「四月朔日」さん、「小鳥遊」さん、「四十九院」さんなどです。それぞれ、「わたぬき」さん、「たかなし」さん、「つるしいん」さんと読みます。、「四十九院」という地名がありますが、地名の場合は「つるしいん」とは読まないようです。

画像掲載元:素材Library.com

(秒刊サンデー:わらびもち

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