予約しないと買えない「小あげ」でいなり寿司をつくってみた結果!

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東川町(北海道)には、朝6時に開店する手作り豆腐店があります。朝6時に開店し、商品がなくなれば閉店してしまいます。木綿豆腐、寄せ豆腐、枝豆豆腐、湯葉、揚げ等が売られています。豆腐が美味しいことで有名ですが、揚げ類もおいしいです。この豆腐店の”小あげ”でつくるいなり寿司がおいしいと聞き、早速つくってみました。



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袋に入った小あげはこんな感じです。前日に予約をしておきました。この小あげは、この店舗でしか買うことができません。スーパーなどには卸していません。朝の8時くらいまでならば購入できるそうですが、その時間までに売り切れてしまうこともあるそうです。

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平田豆腐店の店舗です。入り口の戸を開けると、すぐにカウンターがあり、その奥に豆腐を入れておくタイルでできた水槽(?)が見えます。この日、店に到着したのは12時位だったのですが、豆腐も小あげもすでに売り切れていました。

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袋から出したばかりの小あげです。ふっくらとしています。指で押すと、弾力があり心持ち押し返されます。このまま焼いて食べてもおいしそうです。

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小あげを半分に切って、いなり寿司を作る準備を始めます。スーパーで買う小あげよりも中身が詰まっているような気がします。手抜きをせずに油抜きをしてから丁寧に煮ました。

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一晩冷蔵庫の中に入れて味をしみ込ませておき、朝、もう一度温めてからいなり寿司をつくりました。このまま食べてしまいたくなりましたが、それは我慢しました。小あげはそのままにぎっても、柔らかさの中にある弾力性を感じさせてくれました。

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これが出来上がったばかりのいなり寿司です。ご飯の量は控えめにして、小あげのおいしさを感じられるようにしました。
「いなり寿司にすると、小あげの美味しさがわかります。」と、豆腐店の方が教えてくれたことがありました。いつか、いなり寿司を作ってみようと考えていました。つくってみて、豆腐店の方の言葉を実感しました。

この小あげの中身が詰まっているからか、味がよくしみ込んでいます。噛むたびに小あげの存在を感じさせてくれます。食べている間中おいしさが続きます。こんな風ないなり寿司なら、手間がかかっても、何度でもつくって食べたいと思いました。

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小あげは少し多めに買ったので、切り干し大根と一緒に煮てみました。小あげと大根がお互いに味を出し合って、とてもおいしい切り干し大根になりました。

この豆腐店の豆腐はスーパーでも買うことができるのですが、小あげは買うことができません。配達はしているそうです。「スーパーなどない田舎の方へ行くと、配達を待ってくれている人がいるんですよ。」と教えられた言葉から、人と人とのつながりを大切にしている気持ちが伝わってきました。

手作りのいなり寿司もいいですが、蜂屋の特製醤油焦がし醤油ラーメン などのカップ麺もいいですね。

(秒刊サンデー:わらびもち

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