激レア!紙に描かれていただまし絵がガラスで作られていた!

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この絵は有名なだまし絵で、アメリカの認知科学者ロジャー・シェパードによって描かれたものです。見方によって二通りに見えるように描かれています。ぱっと見るとアヒルのように見えますが、見方を変えると別のものにも見えるのです。なんとこの種類のだまし絵をガラス製品にしてしまった会社がありました。そのガラス製品をお見せしましょう。


ガラス製品をお見せする前に、まず、ロジャー・シェパードが描いた絵でもうひとつの見え方を確認しましょう。
アヒルに見えた絵を時計回りに90°回転すると下のようになります。草を食べているウサギのように見えませんか。
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人によっては回転しなくても、アヒルにもウサギにも見えるようです。
このように1枚の絵なのに2通りのものが見える絵のことを多義図形と言います。昔、この多義図形を立体的なガラス製品にした会社がありました。今では入手困難ですが、画像でお見せしましょう。

これはガラスで作られています。もう、2通りの見方ができてしまいましたか。大方の人はまずアヒルが目に飛び込んでくるのではないでしょうか。

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90°回転してみました。今度はウサギに見えませんか。ロジャーシェパードは、アヒルとウサギの2つに見える絵を描きましたが、このガラスの小物の中にはもうひとつの生き物がいるのです。隠れている生き物を見つけられますか。
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光線の加減で少し見ずらいのですが、イルカも見えるように作られています。左下が顔になっています。かわいい目もついていますが、小さくて判別が難しいです。

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手のひらに乗るくらいの大きさでとてもかわいらしくできています。このガラスの小物は、「三獣奏」という名前で販売されていました。
東洋ガラス(現在は東洋佐々木ガラス)という会社の一部門「パズルシティ」で販売されていましたが、今はもう販売されていません。1995年にパズル部門を閉じてしまいました。「グラスパズル」という新しい領域を作り上げた部門で、国内に限らず世界各国でたくさんのファンがいました。今でも続いていたら、たくさんのグラスパズルが私たちを楽しませてくれていたことでしょう。

(秒刊サンデー:わらびもち

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