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小雨降りしきる中、庭に目線をやると数本のキノコが自生しているのがめについた。食べられるものかどうかさっそく検索してみたが、そもそも色・形だけのヒントでキノコの種類を特定するのは難しく、ギブアップ。危険を省みず食べてみることにしました。猛毒のキノコが民家に自生するという事もないだろうという安易な予想なので、皆様は絶対に真似しないでほしい。

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こちらが庭に生えていた正体不明のキノコだ。色は肌色に近く、傘が円錐状になっている。
それに比べ茎が非常に細く、手で触るとすぐに折れてしまうほど非常に貧弱なキノコだ。
こんな貧弱なキノコが生存競争に勝ち抜いて生き延びているという事は、何か他の要因があって
自生しているのであろうか。

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(Wikipedia)

余談ですが最も恐ろしい毒を持つキノコは『カエンダケ』で、摂取後10分前後の短時間で症状が現れる。初期には消化器系の症状が強く、腹痛、嘔吐、水様性下痢を呈するそうです。死亡例もあるというが、見るからに恐ろしいこのキノコを食べようと思う訳が無い。だが、カエンダケは毒性の強さから動物に嫌われ増殖していったと考えると、庭に生えていた謎のキノコも毒性が強く生き延びていると、考えられなくもない。

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とりあえず、3本ぐらい採取っし、様子を観察する。どのキノコにも似ていない全く新しいキノコだ
じゃっかん女性の胸にも似てなくもないが、こんなに小さくないわよ!と𠮟られるので
その件は触れないでおきたい。

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念の為、お湯で沸騰させる。胞子に猛毒がある可能性もあるので、念入りに洗い流す。
そのまま食しても良かったが、どうせなら美味しく頂きたい。

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ということで、醤油とレモン汁を添えて、即席『正体不明キノコのレモン醤油あえ』の完成だ。
見た目はナメコに見えなくもないが、ナメコのようなとろみはなく、ふにゃふにゃのエノキのような
質感だ。

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さっそく口の中にほうりこむ。
やはり毒があるのかどうかわからない為、緊張感が走る。万が一猛毒であれば
粘膜にキノコを付着させた時点で、激しい痛みに襲われるわけですが
今回のものはいかがだろうか。

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口の中に入れること自体に問題はなさそうだ。その次は噛み砕いてみる。
軽く咀嚼してみると、ジョリッジョリッと、独特の食感の歯ごたえで
意外や意外、普通のキノコの味がするのである。
キノコの味というのは、エノキやナメコに近い味がし、醤油のアクセントがGOOD!
味はいたって普通。うまくも無く不味くも無く。

写真のピントが合っていないのは、猛毒なのかもしれないという緊張感で手が震えているから。
恐い?当たり前だ言わせんなはずかしい。

現時点でこれといった悪い症状も無く、平然としていられるところを見ると、食中毒を起こす
猛毒キノコではなさそうだ。ただし、スーパーに売っていてもまず買わないだろう。
そこまでおいしくは無いからだ。

ということで、皆様もこの手のキノコをもし見かけても絶対に食べないでほしい。
今回、身をもって実験した結果問題は無いが、毒があるかどうかは分からない。
もしかしたら、毒があるのかもしれないが、消化してしまったのかもしれないからだ。

追記

毒キノコとして有名な『ベニテングタケ』ですが、長野の上田町あたりでは塩漬けにして
食べる習慣があるそうです。もし売っている場所が分かる人がいれば情報をください。
実際に食べてみたいと思います。


ライター:ユカワ