飛鳥新社から「昆虫交尾図鑑」を出版するも、ネットユーザに「掲載内容と同じ構図の写真がネットにある」と指摘を受けた著者「はせがわしようこ」さんが、27日に正式な見解を示していたことが判明。それによると出版物に関する私の収益は全て放棄し・然るべき方に謝罪・使用料の支払いを行うと発表。ただしこれは著者の見解であり、出版社である「飛鳥新社」の発表ではない。
―この問題の背景
この問題は「昆虫交尾図鑑」に掲載されているイラストの一部が「築地」さんの所有するサイトの写真と構図が似ているのではないかというものだ。この問題に関し、築地さんは「飛鳥新社」に異議申し立てを行っている。
http://www1.kamakuranet.ne.jp/tsuki/brd-mcau2.htm
―飛鳥新社は「著作権を侵害するものではない」と否定
これに対し、飛鳥新社は「著作権を侵害するものではない」として事実上「築地」を突っぱねる形となった。理由としては昆虫の姿をリアルに描いた場合に、写真における昆虫の特徴と類似するのは当然だと主張。現時点でこの考え方に変化はない。
http://www.asukashinsha.co.jp/news/n7377.html
―著者「はせがわしようこ」さんは謝罪
これに対し著者である「はせがわしようこ」さんの態度は飛鳥新社とは異なる。写真の類似性を認め謝罪をしているのだ。また収益は全て放棄、そして使用料をお支払するという内容の文書をツイッター上で公開している。
「昆虫交尾図鑑」の出版に伴い起った一連の騒動について、私個人の見解を発表させていただきます。なお、報告が遅くなり大変申し訳ありませんでした。 pic.twitter.com/5JnroVesZv
— はせがわしようこ (@Hasepikon) 2013, 12月 28
以下はせがわさんの謝罪文の抜粋となります。
昆虫のことを表面的に知ったつもりになり、撮影者の方々の苦労やお気持ちを想像する力に欠けていました。
それは法律的にどうあれ、クリエイターとしては真摯な態度ではなかったと思います。
その点で不快な思いをなさった方々に深くお詫び申し上げます。この出版物に関する私の収益は全て放棄し、然るべき方に謝罪し、使用料としてお支払いしようと思っています。もしお断りする方がいましたら、昆虫に関する協会等に寄付するつもりです。最後に、今回の件に対してのご指摘、ご支援の声、誠にありがとうございました。
つまり恐らくではあるが、自主的に出版社からの「印税」の受け取りを拒否し、「築地」さん並びに参考にした写真家に謝罪を行い使用料をお支払いするということだ。
なぜ、出版社とここまで意見の食い違いが生まれてしまうのかは謎であるが現時点で出版社の被害はほとんどなくもし、印税の受け取りを拒否すればそれすらも懐に入れてしまうという状況だ。
何とも後味の悪い炎上問題となってしまった。
(ライター:たまちゃん)
飛鳥新社、腐ってるね。
著者の子も、謝ろうとする姿勢はわかるけど、この期に及んで「見解」とか、言葉の選び方が乱暴だよな。クリエイターとかw