コンビニのレジ前で売られているおでんに、ついつい手を伸ばしてしまう人も少なくないのでは?グツグツと音を立てながら良い匂いが漂ってくる。熱燗のつまみにいかがだろうか?そんなある日、「セブンイレブンのおでんは、調理前の具材パックを購入できる」とのうわさを耳にした。はたして真相はいかに。近所の店舗を直撃してみた。
―実際に聞いてみた
筆者:「すみません。調理前のおでんを購入できると聞いたのですが……」
店員:「調理前のものですか!? 少々お待ちくださいませ。店長に確認いたします。」
買えた。どうやらうわさは本当だったらしい。調理前のものを購入する客はほとんどいないのだろう。店員さんもかなり動揺した様子だった。価格は通常の値段と同様で販売。大根×3、たまご×3、ごぼう巻き×3で計630円だ。
さっそく自宅に戻り、調理開始。たまごは元からだしに浸かっているが、それだけでは少ないので、市販のおでんの素を追加して煮込む。味がしみ込みにくい大根、たまご、ごぼう巻きの順で煮込んでいった。
10分ほど弱火で煮込めば完成。おお、うまそう! 単に煮込むだけなので、料理が苦手な人でも安心だ。
気になるお味は……ん~絶品! だしが違うので、レジ前で売られているものとまったく同じ味に再現できなかったが、元から味付けがしっかりしているので、それほど煮込まなくても大丈夫だ。
さて、無事購入できたわけだが、これを正式な商品として販売する予定はないのだろうか。セブンイレブンのカスタマーセンターに電話で聞いてみた。
「今のところ、棚売りでの予定はありません。パック売りは店舗によって異なりますが、お客様のご要望があればなるべく販売するようにしております。その際は、1個単位ではなく1パック単位での販売になりますので、ご注意ください」とのこと。
ちなみに、同社のプライベートブランド「セブンプレミア」から販売されているおでんのパックと、セブンイレブンのレジ前で売られている商品はまったく別の具材だそうだ。
セブンイレブン以外のコンビニではどうなのだろう? コンビニチェーントップ3に入るローソンとファミリーマートのカスタマーセンターに問い合わせてみたところ、下記のような回答があった。
―ローソン
「お買い求めいただけます。ただし店舗によっては販売していないので、まずはお近くのローソンに問い合わせてみてください。申し訳ございませんが、今のところ正式な商品として発売する予定はありません」
―ファミリーマート
「店舗によっては購入可能なので、まずは問い合わせてみてください。ちなみに弊社のおでんのネタには、うどんやそば、ラーメンなどもご用意していますよ」
実は、夜間におでんの販売を中止している店は少なくない。筆者が某コンビニで深夜にアルバイトをしていたときは、夜間は来客が少ないので、電気代を削減するために26時ごろにはおでんの機器を片付けていた。しかし、あらかじめパックを購入しておけば、いつでも自宅でアツアツおでんを食べることができる。気になる人は、近所のコンビニでおでんのパック買いが可能かどうか、聞いてみては?
(播磨谷拓巳/ノオト)
記事提供:CHINTAI情報局
スーパーで買えよ
この記事の中で買ったのは「調理済み」加温前のパックであって
「調理前のおでん」じゃない。
調理前って言うなら、筒切りしただけの「生の大根」とか
単なる「ゆでたまご」になっちまうだろ。