遺伝子操作によって人類が「あらゆる恐怖」を克服する日がやって来るらしい

高所恐怖症、閉所恐怖症、昆虫恐怖症、視線恐怖症、先端恐怖症・・・、程度の差はあれど、誰しもが何らかの恐怖や不安を抱いて生活している。人間にとっ
て「生きること」は「恐怖に立ち向かうこと」と言い換えても過言ではない。通常、恐怖を乗り越えるためには長期にわたるメンタルトレーニングを要するが、
DNA修飾技術を活用すれば容易に恐怖心をコントロールできる可能性があるという。

―恐怖心の度合いは遺伝子の影響を受ける

オーストラリアのクイーンズランド脳研究所(QBI)のメンバーを中心とした国際研究チームは、恐怖反応をもたらす遺伝子の活動を抑制する方法を発見した可能性について言及している。
遺伝子は我々の容姿だけでなく精神活動をもつかさどっている。実際、日本人は他の人種に比べてストレスに極端に弱いことが遺伝学の研究ですでに判明していた。しかし、DNA修飾技術によって恐怖遺伝子の働きを制御できるようになれば、将来の人類は恐怖を克服した存在になれるかもしれない。虐待や凶悪犯罪の被害者をPTSDから解放してくれる有益な技術が一日も早く確立されることが期待されている。


―海外の反応

・ あまり良いことだとは思わないなぁ。恐怖こそ人間の本質的感情だよ。
恐怖がなくなったら、危険な状況にも平気で突っ込むようになっちまうだろ。
・ 恐怖心に振り回されることなく合理的な判断を下せるようになる一方、
アドレナリンのブーストを得られなくなる。一長一短ってわけだな。
・ なんら恐怖を持たない怪物みたいな兵士が存在しないからこそ
人類の暴走は抑止されてきたんじゃないか。
・ 人間を戦争や残虐行為に駆り立てるものは、他者への恐怖心だと思います。
恐怖を減らすことができれば論理的思考能力が高まり、戦争が単なる資源のムダ
だと多くの人が気づくことでしょう。
・ 俺には危険な状況を認識する能力がないんだ。それが恐怖の欠落と同じなのかは
わからんがね。
・ 恐怖は大切だよ。僕たちのご先祖様は恐怖の感情があったからこそ危険な環境に
もうまく適応できたんだ。
・ 恐怖を取り除けば潜在的な負の感情に惑わされることなく今を懸命に生きられるように
なるんじゃないのかな。
・ まったくだ。俺たちは狩人の村に住んでるわけじゃねーんだから、
本能的な恐怖なんてもう必要ねーんだよ。
・ 勇気とは恐怖への抵抗であり、恐怖の克服である ー 恐怖心が無いわけではないのだ。
マーク・トウェイン
・ 皮肉な話だが、この研究自体が人類に恐怖をもたらすよ。こんな方法でPTSDの患者を
治療するなんて正気の沙汰じゃない。何も恐れなくなる人間を生み出すだけじゃないか。
・ 恐怖のない人間なんて、もう人間じゃないだろ。
・ 恐怖を完全に消すのではなく、日常生活に支障をもたらす恐怖心を減らす方向を目指すべきだ。
・ 兵士諸君、遺伝子治療会合に参加する準備をしたまえ…。
・ 恐怖をなくした人間って、やっぱ酔っ払いみたいに暴れまくるのかねぇ。
・ 俺は恐怖心と幸運のおかげで20年もバイクを運転して生きていられるんだぜ。

参照
http://www.reddit.com/24xdbv/

(ライター:sha-la-ku)

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