【朗報】ネコのおかげで革命的なガン治療法が確立するかもしれない

ネコを飼っている方なら、「トキソプラズマ症」という病気を聞いたことがあるのではないだろうか。ネコの腸内に寄生するトキソプラズマ原虫という病原体が原因で発症する病気で、ネコはおろか、我々人間にもインフルエンザのような症状が現れることがある。時には命にかかわるほど深刻な症状に発展してしまう恐れもあるため、一部の人々の間でネコが嫌われる原因にもなってきた。
しかし、最近の研究により、このトキソプラズマ原虫を利用すればガン患者の生存率を大幅に高められる可能性があることが判明した。


ネコはトキソプラズマの終宿主だ。ネコのフンに接触したり飛散したフンを吸い込んだりすると、人畜共通感染症であるトキソプラズマ症が人間にも感染しうる。通常は何の問題もないが、ごく稀に高熱が出たりリンパ節が痛くなったりするような症状が現れる。特に、妊婦が感染すると流産の原因になってしまう恐れがあり、注意が必要だ。

ネコを飼うのが怖くなってしまう方がいるかもしれないが、ご心配には及ばない。きちんと病院で診察を受けて早期治療を行えば、万一感染しても十分に治療することが可能である。

―トキソプラズマで人体の免疫力を飛躍的に高められる可能性が浮上

微生物・免疫学の教授であるデビッド氏は、人体にトキソプラズマ原虫が侵入した際、免疫系の働きによって体内のナチュラルキラー細胞と細胞傷害性T細胞の数が大幅に増えることを発見した。これらの細胞は、ガン細胞に攻撃を仕掛けて死滅させることのできる希少な存在だ。この原理を応用すれば、人体の自然治癒力を活かした安全かつ効果的なガン治療が可能となる。

複製した菌株を直接ガン患者に投与するのは危険なので、デビッド氏らはトキソプラズマの増殖遺伝子のみを削除した「CPS」と呼ばれる免疫療法ワクチンを開発した。CPSは免疫力が弱っている患者にも投与できるほど安全性が高く、しかもガン細胞に対して優れた攻撃力を発揮する。事実、メラノーマや卵巣ガンが致死的に転移しているマウスにCPSを投与したところ、記録的な生存率を得られたという。CPSはまだまだ開発途上のワクチンであるが、将来的には強力なガン治療法になる可能性を秘めているとデビッド氏は述べている。

日本人の死因の一位でもあるガンを根絶することができれば、人類の平均寿命は飛躍的に向上するだろう。まさにネコは我々に希望をもたらしてくれる幸せの招き猫と言えるのかもしれない。

―海外の反応

・ネコのフンをガン治療に使うなんて正気じゃないな。
・俺の記憶が正しければ、この寄生虫ってネコの腸内に移動するために感染したネズミの脳をコントロールしてわざとネコに食われてネズミを自殺させる能力を持ってるんじゃなかったっけ。
・じゃあ俺たちも自殺してゾンビになっちまうのか…?
・仮に人間の脳をコントロールできたとして、どうやって別の人間の肉体に移動するっていうんだ?あり得るとしたら輸血による血液感染くらいだろ。
・たまんねーな。クッソつまんねー毎日の生活に刺激が欲しいからマジでゾンビの大惨事が起こってほしいぜ。
・言っておくが、大半の人間には何らかの寄生虫がすでに取りついてるんだぜ。退屈すぎて死ぬまで気づかないだろうがな。
・そんなのは国によって違うし、ネコを飼ってるかどうかによっても変わってくるだろ。
・もしゾンビが存在するなら、このテクノロジーがすべての始まりになるだろうよ。
・ワクチンを使わなくても、ネコを飼えば簡単にトキソプラズマが手に入るぜ。
・トキソプラズマが精神疾患につながらないか入念にテストしてほしいね。
・統合失調症とガン、どっちを選ぶんだい!?さあ、特別セールだよ!今ならガンを治せばタダで統合失調症が付いてくるよ!
・私もトキソプラズマに関する論文を執筆したことがあるけど、これはとても素晴らしいテーマになっただろうね。タイトルに「ネコのフン」なんて書いてる記事を参照したかどうかは定かではないけど…。
・ネコのフンを見て、これがガンの治療に使えるなんて思うやつがいるかよ。
・こいつはスゲーな。本当にガン治療に効くのかしっかり確かめてほしいぜ。
・フンを扱うなんて、科学者の仕事は大変なんだね。

掲載元
http://www.reddit.com/2asxga/

(ライター:sha-la-ku)

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