韓国の研究グループが飛行機を操縦できる自律型ロボット「PIBOT」を公開

 

近年のロボット工学の進歩は目覚ましい。動物型ロボット・AIBO(アイボ)や感情認識ヒューマノイドロボット・pepper(ペッパー)など、数々の高性能ロボットが続々とリリースされ、我々を驚かせてくれる。
現在韓国の科学者らによって開発中の「PIBOT(パイボット)」と名付けられた小型ヒューマノイドロボットは、その中でも特に期待度が高い。なんとこのロボットは、人間のパイロットに匹敵するほどの腕前で飛行機を操縦することができるという。


開発に携わっているのは、韓国の国立大学・KAIST(Korea Advanced Institute of Science and Technology)出身の鄭(ジョン)氏らのグループである。韓国は世界でもトップ5に入るほどのロボット先進国であり、コンサートでパフォーマンスを披露するダンシングロボットや水中を泳ぐ魚型ロボットなど多くの驚くべきロボット製品の開発をこれまでにも手掛けている。

PIBOT(パイボット)は、「Pilot(パイロット)」と「Robot(ロボット)」を組み合わせた造語だ。文字通りパイロットの性能を有した自律型ロボットで、離陸から着陸に至るまで一連の操縦を全てこなせるという。(PV:https://www.youtube.com/watch?v=e7WEXoiJRh8)

コックピットに設置されている計器類のスイッチを小さな手で一つ一つ押しながら、飛行機の離陸準備を開始するPIBOT。続いて、操縦桿を掴んで機体を発進。スピードが上昇するにつれて揚力が発生し、見事に離陸に成功した。

PIBOTには高性能のモニターと膨大な飛行データが実装されているため、カメラの映像を確認しながら操縦桿を巧みにコントロールして機体を安定させることが可能だ。人間のように仕事疲れで居眠りしたり精神的動揺で操縦ミスをしたりすることもなく、安全確実に乗客を目的地まで運んでくれる。理想的な自動操縦テクノロジーと言えよう。

無論、PIBOTの開発は発展途上であり、クリアしなければならない課題がいくつも存在する。現時点では着陸の際に人間が外部からリモートコントロールアシストを行う必要があり、完全に全ての操縦を任せられるわけではない。PIBOTはまだ実験室内のフライトシミュレーターでしか性能を試されていないが、蒼穹の大空で鮮烈なデビューを飾る日が来るのもそう遠くはないだろう。

―海外の反応

・かっこいいじゃん!
・人の努力を批判する気はないんだが、この技術に需要があるのか?物理的なロボットを使うよりソフトウェアを活用した方が遥かに簡単に無人航空機を作れるだろうに。
・フライ バイ ワイヤシステムに依存しない航空機を作るためらしいよ。俺にも何故そんなことをする必要があるのか全く理解できないけどね。
・一台の高性能ロボがあれば、あらゆるタイプの航空機のパイロットとして利用できるじゃないか。航空システムの費用の高騰も抑えられる。
・経費を抑えた結果が、こんなしょーもないチビロボットかよ。誰がこんなロボットの操縦する飛行機に信用して乗るってんだよ。
・無人航空機ならとっくに製造されてるじゃないか。ハンバーガーをひっくり返すロボットとか便所掃除するロボットとかもっとマシなものを作れよ。
・おいおい、PIBOTの操縦してた飛行機が着陸時に滑走路上で跳ね返ってたじゃないか…。
・これって本当に着陸できるのか?もし出来ないなら、イスラム過激派のテロ兵器と一緒だぞ。
・俺はロボットマニアだけど、ロボットを飛行機のパイロットにするのは反対だなぁ。ロボットはプログラムされたことしかできないから、不測の事態が起きたら大変だよ。
・研究室内のフライトシミュレーターしか操作できないロボットをパイロットとは呼ばない。
・PVのナレーターもロボットなのか?
・スイッチを押したりレバーを引いたりしてるだけのおもちゃじゃないか。こんなガラクタに投資してる連中は一体何を期待してるんだ?
・いいぞ!もっと自動運転ロボットを増やして人間の仕事を奪ってやれ!
・要するに、これからはもう飛行機に乗るなということだね。
・Nexus 6の発売までまだ時間かかりそうですかね~?

掲載元
http://www.reddit.com/2h3w27/

(ライター:sha-la-ku)

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