自宅で屋台の本格的な「ホックホク」焼き芋を作るたった一つの方法

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寒くなるにつれて、無性に食べたくなるのが焼き芋。屋台で売っているような、ホクホクで香ばしい焼き芋を自宅で再現できたらいいのになあ。はたして、自宅で本格的な焼き芋を作ることは可能なのだろうか?今回は、家庭にあるものでチャレンジしてみた。



ー電子レンジ

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まずは、簡単調理に欠かせない電子レンジを使ってチャレンジ。芋を水でよく濡らし、新聞紙に包んで電子レンジへ。500Wで2分間熱し、皮を柔らかくする。その後、「解凍モード」もしくは温度を200Wに設定し、さらに10分ほど加熱する。これで芋の内側までじっくりと熱が通るのだ。竹串を刺し、中まで通ればできあがり。

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これが完成した焼き芋……というより「ふかし芋」に近いだろうか? たしかに柔らかくなってはいるが、割った時の焼き芋独特の繊維感がなく、食感も“ホクホク”というよりは“モソモソ”しており、口の中の水分がすべて持っていかれる。食べられなくはないが、格別においしいとは言えない。

ー鍋&コンロ

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理想の焼き芋が味わえなかったので、今度は鍋とコンロでリベンジ。まず、よく洗った芋を鍋に入れ、ほんの少し隙間を開けて蓋をし、弱火でひたすら加熱する。鍋に焦げ付かないよう、細目に芋を転がしながら、まんべんなく皮に焼き色をつけていくのがポイント。

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一時間ほど加熱し、竹串が奥まで通るようになったらできあがりだ。予想以上に時間がかかってしまった……。

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できあがった焼き芋を割ってみたところ、キツネ色に焦げた皮の裏側や、芋の繊維が感じられる身、香ばしい香りなど、筆者が求めていた「屋台の焼き芋」が忠実に再現できている! 食感も、電子レンジで作った焼き芋のように比べ、ほどよく水分が抜けておらず、ジューシーでホクホクだ。さらに新聞紙に包んで一時間ほど置いておけば、しっとりとした食感も味わえる。

注意したいのは、部屋がかなり焦げ臭くなるので、調理中は十分に換気をすること。これさえ気をつければ、自宅で本格的な焼き芋を楽しむことができる。

おやつにも夜食にもぴったりなホクホク焼き芋。この秋、ぜひ自宅で挑戦してみてはいかがだろうか?

(波多野友子+ノオト)

CHINTAI情報局-暮らしの百科事典-

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