警察が学校の防犯訓練に本物の拳銃を紹介→保護者大激怒!

 

アメリカの学校や会社では、「アクティブ・シューター・ドリル」と呼ばれる防犯訓練が行われることがある。銃を携えた関係者が不審者の振りをして現場に乱入し、有事の際に備えて皆でシミュレーションを行うというものだ。

銃社会であるアメリカでは、拳銃を所有している異常者が施設内に侵入して傷害事件を起こすケースが後を絶たない。そのため、こうした緊迫感のある防犯訓練が必要になるのだ。

しかし、フロリダ州ウィンターヘイブンにあるジュエット・ミドルアカデミーで行われたシューター・ドリルが大いに物議を醸している。訓練が抜き打ちで実施され、拳銃を向けられた生徒達がパニックを起こしてしまったのである。

2014年11月13日の午前9時頃、ジュエット・ミドルアカデミーに流れた校内放送が生徒達を震撼させた。本校に銃を持った犯罪者たちが侵入したことを校長先生自らが告げたのだ。これは警察と学校が連携してでっち上げた嘘だったが、生徒はもちろんのこと、教師にもそのことは一切知らされていなかった。

そして動揺の広がる教室に、拳銃を持った警察官が勢いよく乱入。「動くな!おとなしくしろ!」と迫真の演技で子供たちを威嚇し始めた。

無法者を演じていた警察官の中には、2012年にコネティカット州の小学校で発生した銃乱射事件で犯人が使用していた銃としてあまりにも有名なAR-15ライフルを持つ者もいた。実弾の入った銃を向けられた生徒たちは、本当に自分たちが殺されるものだと思い込み、たちまちパニック状態になってしまった。凍り付く者もいれば、警察官たちの目を盗んで自分の親に助けを求めるテキストメッセージを送る者もいた。

無論、保護者には訓練が実施されることを事前に通達されていたが、いくらなんでも本物の銃を子供たちに向けるのはやり過ぎだと怒りを露わにする親も少なくない。実際、シューター・ドリルの恐怖がトラウマになってしまった生徒もいるという。

当の警察はこの件に関し、アクティブ・シューター・ドリルは緊張感を持つために抜き打ちで行うことに意味があると反論。実施手続きも規則に従っており、法的な問題は無いとしている。

コロンバイン高校、バージニア工科大学、サンディフック小学校…、アメリカでは毎年のように各地で悲惨な銃乱射事件が起きているため、時には荒っぽい防犯訓練が必要になってしまうのだ。実に日本とアメリカの社会構造の違いを思い知らされる話である。

―海外の反応

・これは訴訟沙汰になるぞ…。

・アメリカってこんなことやってんのかよ。

・実弾の入った銃を使う必要があるのか?

・引き金に指がかかってたんだぜ。誰も撃たれなかったのは奇跡だよ。

・拳銃は人に見せびらかすおもちゃじゃねーぞ。

・こんな訓練続けてたら、そのうち誰か心臓発作起こして死ぬぞ。

・おい、誰か「学校に爆弾を仕掛けた」って警察にイタズラ電話しろよ。捕まっても「防犯訓練のためでした」って言えば警察は容認してくれるんだろ。

・訓練をやるなら事前に子供たちに伝えておくべきだったと思うよ。

・このバカどもは一体何を考えてるんだ?常識が無いのか?

・アメリカ人の考えることは理解できないよ。

掲載元

http://www.reddit.com/2mf4jr/

(ライター:sha-la-ku)

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