【悲報】チェス、スマホでイカサマ「リアルチェックメイト」食らう。

 

アラブ首長国連邦のドバイで開催されたチェスの大会中に驚くべき事件が発生した。トーナメント参加者の一人・Gaioz Nigalidze(ガイオス・ニガリジェ)氏が、トイレの個室に隠していたスマートフォンで不正を行っていたことが判明。ガイオス氏は失格になり、15年間試合出場禁止という非常に重い処分が言い渡された。

ガイオス氏はトーナメントの6回戦で、アメリカのグランドマスター・ティグラン氏と対局していた。ティグラン氏は試合中、展開が重要な局面に差し掛かるたびにやたらとトイレに行くガイオス氏の行動に強い疑念を抱いていた。彼が何か不正をしているのではないかと進言されたスタッフが検査を行った所、なんとトイレットペーパーで巧妙に隠蔽されたスマートフォンがトイレで発見された。

ガイオス氏はそのスマートフォンは自分の物ではないと否定。しかし、端末は本人のSNSアカウントでチェスのアプリを起動している真っ最中であり、トイレに行くたびにスマートフォンのアプリで過去の対局データを調べて対策を練っていたのは一目瞭然だった。

当然のことながら、チェスの大会では外部と連絡を取れる電子機器の類の持ち込みは一切禁止である。ガイオス氏は不正行為により退場させられ、今後15年間に渡って大会の出場を禁止されることになった。ちなみにガイオス氏は国際大会で二度の優勝経験を持つグルジアの偉大なチェス・グランドマスターであり、関係者の間では驚きの声が上がっている。

ガイオス氏のイカサマを見破ったティグラン氏は、「他の個室が空いているにもかかわらず、彼が毎回同じ所に入るから怪しいと思っていたよ。」とコメントしている。

近年ではチェスや将棋の世界で人間がコンピュータと対局する機会が珍しくなくなってきたが、よもや人間自身が試合で勝つためにコンピュータに頼るようになるとは、なんとも皮肉な話である。

―海外の反応

・バレちゃった!(笑)
・こいつ、本当にグランドマスターかよ。
・タイトルを剥奪すべきだね。
・グランドマスターともあろう人が便所でイカサマをするなんて…。恥を知りなさい、チャンピオン!
・本当に残念でならないよ。
・なんて悪質な不正だ。輝かしいキャリアを持っていながら平気で嘘をつく政治家並だな!
・何度も同じ個室に入れば怪しまれると思わなかったのかよ。
・もし他の打ち手が同じ個室に入ってスマホを発見したらどうするつもりだったんだ?
・下手くそなイカサマだなぁ。政治学を専攻して、もっと上手な不正のやり方を勉強した方がいいぞ。
・卑怯者は必ず敗れるのさ。

掲載元
http://www.reddit.com/32h318/

(ライター:sha-la-ku)

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