普段は街の中をウロウロして人間からエサを貰えるのを待っているという、独特の進化を遂げた鳩ですが、伝書鳩や食料以外の利用目的はほとんどありません。というより寧ろ大群で街の景観を荒らす「鳥害」などの被害を与える悪いイメージもあるほどです。ところがそんな鳩を訓練させれば意外に使えるそうです。
研究者によると、マンモグラムで癌組織を発見するハトを訓練しているのだという。やり方としては特殊なパターンである悪性のヒト乳房組織を区別させる。悪性のものを発見すれば餌を与えるという単純な方法だが、この精度がすごく数週間で50%から85%にまで的中させるという。
それは人間の判断よりもはるかに優れているという。つまりマンモグラフィーで人間が見落としがちなガン細胞をこの鳩が発見するというものだ。
しかし鳩の脳は、人間の人差し指ほどしかないのに、こんな小さなわかりにくいものを発見できるというのは驚きだ。
恐らく鳩が人間よりも遥かに目の能力が高いからだと思われます。
将来的には「マンモグラフィー専門の鳩」が誕生するのでしょうか。それよりも鳩並みの精度を誇るコンピュータを作ったほうがもっと効率が良いように考えられますが。
掲載元
http://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-3323946/The-PIGEON-Birds-spot-cancerous-tissue-mammograms-humans.html
(秒刊ライター:たまちゃん)
コメントを残す