【悲報】サンフランシスコがアメリカで窃盗事件ナンバーワン都市に！

霧と坂の町サンフランシスコ。町のシンボル、ゴールデンゲートブリッジやお洒落なユニオンスクエア、世界最大規模のチャイナタウン、シーフードが満喫できるフィッシャーマンズワーフなど、全米の中でも観光地として人気の都市だ。そのサンフランシスコが残念ながら窃盗犯罪発生率ナンバーワンとなったことが海外で話題に！

―窃盗犯罪発生率ナンバーワン都市、サンフランシスコ。

以前からサンフランシスコでは「ウィンドウ破り」と呼ばれる、店のショーウィンドーなどを壊して商品を素早く盗む犯罪が問題になっていたが、今はそれが車のウィンドウに変わって犯罪が広がっている。

現在サンフランシスコの悩みの種は、車の窓ガラスを破って窃盗を行う、いわゆる「車上荒らし」。この度FBIが発表したデータによると、サンフランシスコは2010年から窃盗犯罪発生率がなんと60パーセントも上昇し、犯罪発生率が主要50都市の中で1位という残念な結果となった。

もちろん、警察に届けられていない事件もあると見込まれ、実際に発生している犯罪率は調査よりもずっと多いということが予想できる。

ぐねぐねと曲がりくねったユニークな道が有名なロンバートストリートの近くに住む女性は、アパートの窓から何件もの車上荒らしを見たと言っている。車上荒らしは昼間にも頻繁に起こっており、また、旅行者を巻き込んだ窃盗犯罪もあった。

この背景には2014年に施行されたProp47と呼ばれる法案が大きく影響していると言われている。Prop47では州刑務所の予算の削減を目的に、薬物犯罪や軽度の窃盗に対する刑罰を軽減するというもの。このため、車上荒らしのような犯罪に関しては、ほとんど逮捕されないか、されたとしても、軽い刑罰で済む、という点で犯罪を助長しているといわれている。

サンフランシスコ市警察はこれらの車上荒らしの犯罪者について、「様々なタイプの人々が犯罪に手を染めています。ホームレスもいればギャングのメンバーも、そしてもちろん、普段はギャング等とは関係のない人々もです」

家賃や生活費が高いことで有名なサンフランシスコでは、その貧富の差により様々な犯罪が発生している。これらの事件はサンフランシスコの経済効果による弊害とも言えるし、公共の道に監視カメラを設置するかどうかの議論にも大きく関係してきている。

もっと恐ろしいことに、車上荒らしと同時に車に置いてあった銃を盗む事件も急増している。昨年だけで57丁の銃が車から盗まれた。2014年は48丁、2013年には31丁の銃が盗まれている。

アメリカの観光地は昔にくらべて治安が良くなってきているといわれているが、まだまだ多くの犯罪に関する課題が残っている。

―海外の反応

・　私のサンフランシスコに住んでいる友達の話。夜にタクシーに乗ると運転手にストーカーされ、1年に何回かは強盗に入られ、家の前に排泄していく奴らがいて・・・そんな街。
・　サンフランシスコどうなっちゃったの？
・　大量のホームレス問題、ドラッグ問題、だけど町は何もしないから、こうなった。
・　最近はサンフランシスコに旅行に行かなくなったよ。だってホームレスが凄すぎて、町を歩くのがアブナイ雰囲気なんだもん。たぶん、旅行者は減っているはず。
・　俺は生まれ育ちもサンフランシスコ。でも3年前にミネアポリスに引っ越したよ。だって、家賃が高すぎる、ホームレスが多すぎ、犯罪が多すぎ。最大の問題はサンフランシスコのお偉いさんがこの問題に関して何にもしない事。
・　気候は最高なのになー！
・　気候も全然最高じゃないよ。霧が多いし、寒いし。いいのは夏のちょっとの期間だけ。
・　高い税金、高い家賃、高い犯罪率。なんでサンフランシスコに住みたがるのか全然理解できない。
・　だけど給料が高い会社が多い。
・　給料高くても家賃が高いから、結局貧乏暮らし。
・　高い給料、素敵なレストラン、素晴らしい気候、海、公共交通機関。サンフランシスコは深刻な問題が山積みの素晴らしい町。
・　うーん、どちらかというと最低な町にちょっとだけいいところアリって感じだけど。
・　涼しい気候は好き。
・　やったー、ナンバーワンだって、いや、待てよ・・・。
・　サンフランシスコにたった二日間旅行にいっただけで、車上荒らしにあった・・・、最悪。
・　俺は車上荒らしを防ぐために車の中にゴミをいっぱい積んでいる。
・　サンフランシスコが危ないって昔から有名な話。
・　怖いよー、サンフランシスコってもっと素敵な町だって思ってたのに。