小学生、いえもしかしたら小学生になる前にもうたし算なんて知っていたし、算数や数学なんてすごく簡単というあなたへの問題です。
「2+8=6+7」というこの式は、7枚のカードを並べてつくられています。しかし、明らかに間違っています。
正しい式になるように7枚のカードを並べかえてください。7枚のカードをどんなふうに動かしても構いません。
-問題
正しい式になるように7枚のカードを並べかえてください。7枚のカードをどんなふうに動かしても構いません。
-なかなかの難問です
本当にカードを並べかえて正しい式にできるのでしょうか。
小学校でたし算を習ったときのことを思い出してください。たし算の次にひき算を習いました。その後、かけ算、わり算を習いました。このパズルを解くには、あなたがもっている算数・数学の知識ともうひとひねりのアイデアが必要です。
この式はカードを並べてつくられているということにも意味がありそうです。
カードは左右に動かすだけではなく回転させることもできます。「+」が書かれているカードを回転させると「×」となります。「6」と書かれているカードは回転させると「9」というカードになります。
-答えです。
2×8=7+9 というように並べかえます。
カードを並べかえるといわれると、「+」は「+」のまま、「6」は「6」のままで考えてしまいがちです。大人になればなるほどそう思い込んでしまうかもしれません。「どのように動かしてもよい」という文章は、「回転してもいいよ」ということをそっと伝えていたんです。
カードの並べ方をかえると、次のような答えも考えられます。
数字を並べかえているだけですが、2×8=7+9 8×2=9+7 8×2=7+9 の3通りです。
-「+」を回転させて「×」に、「6」は回転させないで「6」のまま使うという方法もあります
2×7=6+8 2×7=8+6 7×2=6+8 7×2=8+6 の4通りです。
今回は、算数の知識ともうひとひねりのアイデアを必要とする問題でした。「+」や「6」を回転させることや、「+」を回転させてさらに「8」と「7」を入れかえることにすぐに気づいたあなたは柔軟な考え方ができるのですね。パズルに限らず柔軟な考え方ができるというのは、その人の長所のひとつになりますよね。次回も、答えを見て「えっ!そうだったんだ。」と思ってもらえるパズルを出題します。どうぞお楽しみに。
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