one
これが何かわかりますか。粉砂糖のように見えているのは雪です。うっすらと取っ手のようなものが見えています。雪が降る地域に住んでいたり、雪の時期に旅行した人は見たことがあるかもしれません。写真では大きさがよくわかりません。特別にお教えしましょう。サイズは縦・横ともに90cmくらいです。人間が十分に入ることができる大きさです。

two
蓋の上の雪が解けました。雪がのっているときにはよく見えませんでしたが、今ははっきりと見えます。やはり取っ手がついています。蓋を開けることができそうです。
これは秘密基地の入り口に違いありません、さっそく蓋を開けて中に入ってみましょう。




蓋を開けました。でも中には入れそうにありません。人が落ちてしまわないように安全具のようなものが付けられています。なんだか不気味です。一体何に使うのでしょうか。
three
タネ明かしをしましょう。これは、「融雪槽」というものです。漢字を見ると何をするものかが想像できませんか。
そうです。あなたが想像した通り、これは雪を融かすための入れ物です。この入れ物の中にどんどん雪を入れていくのです。
雪を入れるって、何を使って入れるのでしょう。足で蹴るのでしょうか。いいえ、雪は手強いです。この融雪槽に雪を入れるには道具が必要なのです。


これが雪を集めたり運んだりする道具です。融雪槽に入れなくても、雪国では必需品です。一番右側の道具は「ママさんダンプ」と呼ばれています。ママさん(女の人)でも簡単に雪を運ぶことができるということからこう呼ばれるようになったようです。
多い日は40cm以上の降雪があることもあります。これらの道具を使って家の周りを除雪します。
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毎日の除雪はとても大変ですが運動不足を解消できるのではないかと思うと頑張れます。でも、もしかしたら、使う筋肉が違っているかもしれません。とにかくこれらの道具を使って雪の始末をします。



これが家の周りで集めた雪です。写真だとあまり多く見えませんが、雪の後ろに見えている黒いものは、ママさんダンプの柄です。この雪を融雪槽の中に入れて溶かします。
この融雪槽の場合は地下水を利用して雪を融かし、水になった雪を下水に流す仕組みになっています。地下水は電気を使ってくみ上げます。電気代はかかりますが、融雪槽があると除雪のための作業量が格段に軽減されます。
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この融雪槽の中はどのようになっていると思いますか。


写真の上の方に管が見えます。ここからくみ上げられた地下水が勢いよく噴射され雪が融けます。融けた雪は水となって下水に流れていきます。管は向かい側にもつけられています。
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北海道というとすべての地域で雪が降ると思われているかも知れませんが、降らない地域もあります。
雪が降る地域では除雪は大変な作業です。夏は2車線あった道路でも冬になると1車線になってしまうのはよくあることです。雪が融けて春が来ると心もうきうきしてきます。でも雪のある生活も楽しいものです。

(秒刊サンデー:わらびもち