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見るからにおいしそうなプリンです。てっぺんに生クリームがついているプリンはあまり見掛けませんが、とにかく食べてみたいという気になります。しかし、このプリンには驚くべき秘密があるのです。のんきに食べている場合ではありません。まずは、この秘密に迫ってみようと思います。


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このプリンを見たほとんどの人は、「おいしそう!食べてしまいたい!」といいます。でも、よくよくプリンをよく見ると、何か所かに横向きの筋が見えます。一番目立っているのは、カラメルの少し下の部分でしょうか。

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何でしょう、このバラバラ事件。カラメルと生クリームだけはわかります。しかし、プリンの姿はもうありません。実は、おいしそうに見えていたプリンは食べ物ではなくパズルなのです。

1988年から1995年の間だけ作られていたパズルで、バラバラになっているパーツをうまく組み合わせてプリンを完成するというパズルです。プリン本体を作るパーツは12個あります。

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12個ある黄色のパーツを4個ずつに分けて組み合わせると、ドーナツ型が3個できます。この3個のドーナツを重ねるとプリン本体になります。ドーナツの下側にはくぼんだ穴があり、上についている突起にはまるようになっています。しかし、簡単には、はまりません。そこがまた面白いところでもあります。

このパズルは、東洋ガラス(現在は東洋佐々木硝子)で作られていました。食品のパズルはほかにもありました。

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これらは東洋ガラスで作られた食品パズルの一部です。店頭で見つけたら思わず買ってしまいそうになるのではないでしょうか。残念ながら、現在では東洋ガラス製のパズルを買うことができません。当時の社長さんが退職される時にパズル部門を終わらせてしまいました。

パズリーというパズルの会社で復刻版を販売していることがあるので、運が良ければ購入することができるかも知れません。せめてひとつずつ、写真で紹介しましょう。

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7個のパーツをコップの中にぴったりと収めるパズルです。7個のパーツは梅干しをかたどっています。冷蔵庫の中の、木箱に入っている梅干しを見て、このパズルを思いついたそうです。

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各パーツは氷とウイスキーをかたどっています。各パーツをコップの中にきれいに収めるパズルです。ウイスキーの上のちょこんと頭を出している氷の演出が心憎いです。

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11個のパーツをコップの中に詰めて、最後に泡の部分をのせて完成です。泡の部分は、本物の泡のような感じに仕上がっています。

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7枚のパーツをうまく重ねて、容器からはみ出さないように詰めるパズルです。7枚のパーツは煎餅をかたどっています。

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各パーツをコップの中に詰めて、最後にストローを入れて完成です。ジャワティーがよく売れていた時代のパズルです。

ゲームでは限られた時間の中で結果を出していくものが多いのですが、時には時間を気にせず、答えが出るまでじっくりとパズルに取り組んでみるのも良いのではないでしょうか。焦らずゆったりと考える時の方が、答えにたどり着きやすいようです。

タイ焼きの食品サンプルも本物のように見えましたが、今回のパズルも本物のように見えますね。

(秒刊サンデー:わらびもち