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この本は1993年に発行されたもので、書籍名は「パズラート パズルの回帰線」です。古典パズルから現代パズルまでが満載されています。何度も繰り返し見ているはずなのに気付かないで、ある時、突然に隠されていた仕掛けに気付いて驚かされることがあります。著者は日本を代表するパズル家、故芦ケ原伸之さんです。芦ケ原さんがそっと隠しておいた驚きの仕掛けを見つけてしまいました。


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本を立てて見ると、普通とは少し違ってうっすらと色が見えてきます。カラーページがたくさんあるとこんな風に見えることがあるかもしれません。確かに、この本にはカラーページはありますが全体に色がついているわけではありません。

でも、1ページごとによく見ると、何かそのページの内容とは関係のないものが印刷されています。それ自体には何の意味も無いように思えます。

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立てている部分を少し斜めになるように折り曲げてみました。すると、初めは薄かった色が少し濃くなってきました。赤色と青色が混じっています。しかし、まだぼんやりとしていて何が表されているのかはよくわかりません。


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もう少し強く折り曲げてみました。すると、輪郭のようなものが見えてきました。色も濃くなってきています。もっと折り曲げたらもっとはっきりと見えるでしょうか。


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力を入れて折り曲げてみました。この位が一番はっきりと見えるようです。芦ケ原さんは、この図を隠しておいて読者に見つけてほしかったのでしょうね。本を手にして、まず見るのは中身。そして、表紙とか裏表紙ですよね。こんな場所を見る人ってどの位いるのでしょうか。でも、だからこそ隠しておくには最良の場所ですね。

ところで、この絵の中に見えている”青い色”が気になりませんか。


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青い色の正体を見たくて、今度は本を反対側に折り曲げてみました。こんな絵が現れてきました。海外の古いパズルの書籍の中にもこのような仕掛けがされているものがあるようです。

−表紙にも仕掛けが...

実は、この本の表紙にも仕掛けがあるのです。表紙を逆さにすると、...、あら、不思議。何が仕掛けられているかお判りでしょうか。なにも変わりないように見えますが。

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−表紙の仕掛けの答え

表紙に描かれているのは結婚したての中の良いご夫婦。表紙を逆さまにすると、結婚してから数年後のご夫婦の表情。

軽い気持ちでこの本を手にした人が、「途中でやめることができなくて、気が付いたら夜が明けていた。」と話していたことがありました。この本は、それくらい読む人を虜にしてしまう魅力を持っています。この本は、もう書店では購入することができませんが、もし、読む機会がありましたら思う存分楽しんでください。

意外な場所に隠された仕掛けに気付くのは大変ですが、逆さにすると別の絵になるという という逆さ絵にも面白さがありました。

(秒刊サンデー:わらびもち