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この青い球体は、”フローティングクーゲル”といわれるもので、メインオブジェとして北海道東川町の「開拓百年記念公園」に設置されています。この公園は、東川町が開拓100年になったことを記念して平成6年に造成されました。このフローティングクーゲルは驚くべき秘密を持っています。あまりの不思議さに、公園を訪れる人たちは近くに寄ってじっと眺めたり触ったりします。

 

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この青い球体は御影石で作られています。これだけの大きさですからかなり重たいはずなのですが、よ〜く見ると、ゆっくりですが回転しています。石が回転するということは、石の下に何か機械が設置されていて動かされているということでしょうか。目を凝らしてじっと見て見ると、石の下の方が少し光って見えています。これはいったい何でしょうか。もっと近づいてみましょう。


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光って見えていたのは水のようです。いえ、水に見せかけた透明な液体かもしれません。もっとよ〜く見てみましょう。


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石の下の方から、透明な液体が流れ出てきています。臭いはありません。やはり、水のようです。こんなに巨大な石が水の上に浮いているではありませんか。しかも浮いているだけではなく回転さえもしています。石が水の上で浮いているなんて、常識では考えられません。

この石の名前を思い出してください。フローティングクーゲルです。”フローティング”というのは、浮くということを意味していなかったでしょうか。クーゲルは球という意味です。つまり、浮いている球ということですね。そういえば、フローティングクーゲルの前に、説明書きがありました。


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「水圧と水の表面張力により、石球が台座の上に浮き、わずかな力で回転するものです。」と書かれています。確かに、この石球に触れて少し力を加えると回転が止まります。さらに、回転の方向を変えることもできます。球の直径は1100mm、重量は1880kg、材質は青ミカゲ石、原産国はブラジル、作製国はドイツです。仕組みは理解できますが、それでも不思議だという感覚は残ります。

このフローティングクーゲルは雪のない時期にしか見ることができません。冬期間は水が凍ってしまうので仕方がありません。晴天の日、太陽の下でゆっくりと回転するフローティングクーゲルは本当に美しいです。動画でフローティングクーゲルが回転する様子をご覧ください。


 

青いフローティングクーゲルはずっと眺めていたいという気持ちになりますが、東川町で咲く桜の花 も同じ気持ちにさせてくれます。

(秒刊サンデー:わらびもち