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水田沿いの道路を運転中、突然大きなものの気配を感じました。そちらの方に目を向けると、普段は見ることのない大きな鳥が飛んでいました。”鷹”だと直感しました。何か獲物を見つけたのでしょうか、ぐるぐると同じ場所を飛び続けています。しかし、そこは人家のすぐ横です。その家の住人に危害が加えられたら大変です。急遽、進行方向を変えて家の横に行ってみました。

 
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”鷹”は、まだあたりを飛び続けています。異変を察知したのか、大型犬が小屋の中から吠えています。しかし、鷹は犬に怯える様子もなく、同じ場所を飛び続けています。いくら見ても獲物らしきものは見えません。

しばらく眺めていて、鷹が飛び去って行かない理由がわかりました。


 
お判りいただけましたか?そうなんです、”鷹”に見えていたものは生き物ではありませんでした。”カイト鷹”という凧(カイト)でした。防鳥具の1種のようです。防鳥具として有名なのは、やはり”カカシ”ではないでしょうか。しかし、昨今の鳥、とくにカラスはかなり賢くなっていて、”カカシ”は人間でないことを理解しているようです。

つまり、”カカシ”では防鳥という役目を果たせなくなっているということです。しかし、この”鷹”には効果があるようです。近くの電線の上にカラスが止まっていて、”鷹”の様子を眺めていましたが、鷹の方向に飛んでいく様子はありませんでした。しばらくして、”鷹”とは別の方向に飛んでいきました。

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確かによく見ると凧だということがわかります。しかし、見えた瞬間はやはり”鷹”にしか見えませんでした。

カイト鷹にはうまく騙されてしまいましたが、絵を逆さにすると動物が現れる というだまし絵(逆さ絵)もありました。

(秒刊サンデー:わらびもち