「だからなんだ」と言われかねないこのタイトルが語るものはそれ以上でもそれ以下でもない。あの喫茶マウンテンにいつの間にか新作メニューが登場していたので食べてきたのだ。ご存じない方に説明したいが、喫茶マウンテンとは独特の切り口と世界観でつくり上げられた非常にインパクト強いラインナップを取りそろえ、今やテレビで話題となっている名古屋の喫茶店。人々はマウンテンに行くことを敬意をこめてこう言う「登頂」だと。
ゴールデンウィーク初日と言う事もあり、まだまだ人はいなかったがそれでも30分ほど待つという安定の人気ぶり。むしろ30分で入れるの？と言うぐらいに感じるのはもはや常連者の感覚。普通、喫茶店で30分はありえないですからね。さて、新作メニューはいつも通り、入口付近のボードに掲載されており、その情報をもとにお客さんはこの商品が何であるかを妄想する。
だがそれは一昔前の話で、最近は食べログやそれこそTwitterなどで登頂報告がなされており、遭難（食べきれないこと言う）する前に事前に危険を回避できるのだ。従って遭難回避の為、入口付近ではみんなスマホで商品の情報をチェック。時代は変わったものだ。
そのうちマウンテンメニューアプリなんてものが登場するのではないかと思えてくるほどだ。
―イカスミスパ
と言う事で早速メニューを紹介したい。まずはイカスミパスタ。これはレギュラーメニューなので新商品と言う事ではないが、見た目のインパクトとその味のギャップに驚かされる商品。普通においしいパスタなので簡単に登頂可能だ。写真を撮って言ったぞ感を出したい方にはお勧め。
―甘口メロンスパ
http://www.sitekiyoron.com/report/mountainoff.html
メロンスパに入る前に、７年前の写真をご覧ください。この頃はまだまだ痩せておりましたが
７年間蓄積されたストレスと愛により
ここまで肥大化。
さて、商品が到着すると周囲がざわつくのが面白いこのパスタは、メロン味のパスタに生クリーム、メロンがトッピングされた一見さわやかなパスタ。しかしその見た目とは裏腹に、温かい生クリームと温かいメロンのW攻撃が胃を刺激する。更によく判らない油とクリームが融合し、謎の液体をすすっている自分がいる。
ただし、最近は山の高さが減り、そこそこ頑張れば食べれてしまうと言う初級者用の山。
当然我々は登頂に成功。
―キエロマス
していよいよ新作メニューのキエロマス。名前の由来は全く判らないことはよしとしてネットの情報が殆どないという非常に射幸心煽られる危険な登頂となったが、蓋を開けてみればなんてことはない、ただのガーリックピラフと目玉焼きと言う非常においしいお山。量も少なくしかもワンコイン500円。普通に食べたい人にお勧め。
ちなみに新商品とはいえ2012年からあるそうだ。
―スパイス合衆国
スパイスの効いたカレー雑炊のような独特な味わいの商品。とにかく辛いので、刺激物が苦手な方にはあまりおすすめできない。
さて口も辛くなってきたのでそろそろデザートに移りたいと思う。
こちらが最新作のデザート「ホットでクールな春の向日葵」となんてこったパフェ
―「ホットでクールな春の向日葵」・なんてこったパフェ
なんてこったパフェは、本当になんてこった。普通のパフェ。ボリュームは大目。
問題はホットでクールな春の向日葵ですが、見た目は普通のアイスクリームなのかと思いきや何故か器が温かい。これはまさか「温かい生クリーム」の流れか？と思いきやなんとアイスクリームの下に美味しいホットケーキが隠れていた。なるほど、それでホットでクールな春の向日葵というわけだ。意味合いの通じる数少ない商品のようだ。
またドリンクの新作「しょうこ」。こちらは単なるジンジャエール＋コーラと言う絶妙な組み合わせのドリンク。何故か駄菓子屋にある粉を溶いて飲むジュースのような懐かしい味がした。
ということでいかがだっただろうか、喫茶マウンテン新作メニュー。
ホンの一部だったが我々が食べていない新商品はまだある。しかもメニューにもないとんでもない商品が以前は隠れていた事を想定すると、いまだに未発見の山が存在してもおかしくはない。
ゴールデンウィークにはぜひお誘いの上、登山してみてはいかがだろうか。
喫茶マウンテン
http://kissamountain.blog61.fc2.com/
アクセス
愛知県名古屋市昭和区滝川町 47-86
・名城線 八事日赤駅より徒歩8分
・鶴舞線 いりなか駅より徒歩10分
（ライター：ユカワ）
ユカワ老けたし太ったな・・・
名大出身だけど新歓で連れて行かれたのを思い出す
件の「喫茶マウンテン」だけど、今年の「なごやめし博覧会」に参加してないのかな？