世界初!新型ポータブル人工心臓の移植手術に成功したアメリカ人男性が話題に

 

ミシガン大学の医療センターで画期的な手術が行われた。重度の心臓病を患っているスタン・ラーキン氏(24歳)の体内に埋め込まれたのは、「フリーダム・ドライバ」と呼ばれる新型のポータブル人工心臓である。手術は無事成功し、ラーキン氏はこれまで不可能と思われてきた自宅での日常生活が可能となった。心臓病のせいで長期の入院生活を強いられている患者にとって非常に朗報である。

ラーキン氏は16歳の時、バスケットボールの試合の最中に胸に強い痛みを覚えて病院に運ばれた。診断の結果、彼はARVD(不整脈源性右室異形性)と呼ばれる心臓病を患っていることが判明した。

ARVDとは、心臓の右室の筋肉が変形する病気だ。ARVDが進行すると、重度の不整脈を起こすようになる。心臓は体内に血液を巡らせる重要な器官であり、その機能が低下すれば文字通り命にかかわる。実際、多くの若いスポーツ選手がARVDによって命を落としている。医師にARVDを宣告された瞬間、スポーツ選手を目指すラーキン氏の夢は完全に断たれた。

しかも彼の容体は年々悪化の一途を辿った。早急に心臓移植をしなければ助からないことは明白だったため、医師はラーキン氏に一つのプランを提案することにした。新開発の人工心臓「フリーダム・ドライバ」の最初の被験者になることである。

ラーキン氏は迷ったが、「これが最善の選択だ」という医師の説得により手術を決断した。

フリーダム・ドライバには、人工心臓とポンプをパイプで連結させ、空気圧によって人工心臓を動作させるシステムが採用されている。過度の運動は厳禁だが、本来の心臓の代替を務められるほど優れた機能を有している。何より、従来の人工心臓では不可能だった自宅での日常生活を可能にできるのが最大のメリットである。

手術は無事に成功し、ラーキン氏は2014年の年末に退院することができた。

「最初はポンプの音が気になったけど、今ではすっかり慣れたね。ドナーが見つかるまであとどのくらい待たなければならないのか分からないけど、今は自宅で家族と一緒に暮らせる生活を取り戻せたことが一番嬉しいよ。」とラーキン氏はコメントしている。

―海外の反応

・現代医療の進歩って本当にすごいなぁ。
・医学界の革命だぜ!
・まだ完璧な人工心臓は作れないんだね。でも、医学界にとって大きな一歩であることは間違いないよ。
・私も心臓病を患ってるから、このニュースはとても嬉しいな。いつか完全な人工心臓が開発されることを期待してるよ。
・あんたを思い切りハグしてやりたいよ。絶対いつか夢は叶うからそれまで諦めるなよ!
・あんまり強くハグすると彼の心臓が止まっちまうぞw
・患者、執刀医、システムの開発者、全ての関係者に敬意を表すよ。
・安楽死を望む選択肢だってあったわけだから、自分の体を実験台として提供した彼の勇気は本当にすごいと思う。
・俺だったら、自分の体に得体の知れない機械を埋め込まれて生きる人生を受け入れられただろうか…。なんて強い人なんだ。
・俺もドナーに登録するぜ。

掲載元
http://www.reddit.com/2sadvg/

(ライター:sha-la-ku)

1 COMMENT

秒刊名無しさんでー

最近じゃ目か見えなくなった人が最新の義眼を入れて人と変わらない景色が見れるようになったり、腕がなかった人が3Dプリンターで作った義手で物が掴めるようになったりと進化のスピードに追い付けない感がやばい。

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