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海外サイトを徘徊しているとご丁寧にも日本語で広告バナーが表示され、我々を巧みに購入サイトへと誘いこむ。今回も某ファイルアップロードサービスで「お使いのPCがクラッシュ寸前です!」といかにも怪しげな警告文を発するバナーが表示されていた。気になったのでクリックを試みてみようかと思ったのだが、結果的に予想通りの展開となった。今回はそんな妖しいバナーに誘導されないよう身をもって体験しておきたい。

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さて「PCが緊急事態だ」という警告に危機感を感じ、妖しいバナーをクリックして誘導させられて行き着いたページがこちら、何ら変哲もないレジストリ―クリーンソフトの紹介で、「RegClean Pro」と呼ばれるソフトのダウンロードを勧められる。記述によるとなんと全世界で1000万人のユーザがいるという。更にマイクロソフトやらマカフィ屋らのロゴも表示されているので、初心者は「これはいいソフトで安心考えられる」と感じてしまうのかもしれない。

が、それは大きな過ちだ。それは後ほど述べるとしてとりあえずこのソフトをインストールしてみることにした。もちろん、ウイルス除去系のソフトは常駐済み。

―インストールとスキャン実行

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インストールとレジストリのスキャンを行うと大量のエラーや問題点が発覚する。これは一大事だ!すぐに修復しなければならない。と危機感を感じざるを得ない。ちなみにここまでかかった時間はたった5分。前代未聞の超高速でスキャンは、この手のソフトで右に出る者はいないのではないか。

さて、今回検出されたエラーは1847個だという。早速エラーの修復に向かう。


―エラーの改善と購入へ


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エラーの修復を試みようかと思ったが、エラー修復は15個まで。それ以上は製品版を購入する必要があるようだ。製品版は24ドルほどで購入できるようだが、今回の広告バナーの最終的な落とし込みはどうやらこの製品版を購入させるところにありそうだ。

結果的にエラーは1832個になった。1847個も1832個も気持ち的にはそんなに変わらないが、特段PCに不便を感じておらず、このまま使い続けても問題なさそうなのでアンインストールすることに。


―アンインストールをすると・・・

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アンインストールを試みると、更にポップアップが表示され「今すぐ915件のエラーを修復します」という事で、製品版への誘導を促す。

その前にちょっと待っていただきたい。先ほど検出された1832個のエラーがいつの間にか915件と半分近くになっているのはいったい何が起きたのだと。どうせなら検出数は合わせてほしかったものだが、どうせアンインストールを行うので気にも留めずにおきたい。

遠慮なくアンインストールボタンをおした。すると


―出ました値下げ作戦!!

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お別れするのは残念です。いえいえ、こちらもまだアンインストールが出来ず心苦しいです。さらになんとソフトの値段は14.95ドル(1387円)に値下げ。ここまで来ると逆に清々しい。登録してあげようじゃないかと『今すぐ登録』を押してみると・・・

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あらあら。14.95ドル(1387円)がいつの間にか3257円に値上がり。RegCleanProは24ドル(2228円)なので値上がりというよりも、元の値段に戻ってしまったと言ったほうが正しい。もちろん購入することなく、アンインストールは無事に完了。コントロールパネルのプログラム一覧からも消えた。


―このソフトは何なのか。


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さて、念の為このソフトを利用しているユーザの声を調べようとGoogleで検索してみると出るわ出るわ『詐欺』のキーワードの山。もちろん今回の調査でこのソフトが詐欺か否かはソースを追う事が出来ないので調べることは不可能。念の為ウイルス感知ツールで調査したが特にスパイウェア等の反応は示さなかった。

ただ、このソフトを使った1000万人のうちのユーザはなんらかの形で『不満』に感じていることは事実のようなので、もしこのサイトに行きついてしまったら注意をしていただくのがベストだ。



(ライター:たまちゃん)




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