この度アメリカの専門機関にて、電子タバコの危険性について改めて発表された。現在アメリカで販売されているフレイバー付き電子タバコおよび電子タバコ専用リキッド商品の約75％に深刻な呼吸器疾患を引き起こす可能性のあるジアセチルが含まれていることがわかったのだ!
―ジアセチルの危険性
ジアセチルによる閉塞性細気管支炎の危険性については、以前から指摘されていた。電子レンジで簡単に作れるポップコーンを生産していた工場で、バターフレーバーを付けるために使用していたジアセチル。その工場で最初に発見された症状だったため、「ポップコーン肺」とも呼ばれている。
「ジアセチルを含む化学香料を吸入することによる"ポップコーン肺"の危険性は10年以上も前から認識されていました。しかしながら、これらの合成香料はバターフレーバーだけでなく、フルーツフレーバーやアルコールフレーバー等、様々な香料の原料として使用されており、キャンディーフレーバーの電子タバコにも使用されています。」と専門家は話す。
現在7000種類以上のフレーバー付き電子タバコおよびフレーバーリキッド（ニコチンを含む詰め替え用の液体）が販売されている。電子タバコ使用者が年々増えているのにも関わらず、人体への影響についての研究データは不足しているのが現状。
現在アメリカには電子タバコに関する規制がないことから、FDA（米国食品医薬品局）は電子タバコも煙草やその他のニコチンを含む商品と同様のカテゴリーに含めて規制しようという動きを見せ始めている。
専門機関では主要電子タバコブランド51種類から、ジアセチル、アセトイン、2,3-ペンタンジオンの含有量を調査した。3つの化学物質のうち、少なくとも1つが47種類の商品から見つかった。ジアセチルは39の商品から、アセトインは46種類、2,3-ペンタンジオンは23種類の商品からそれぞれ見つかった。
「電子タバコの有害性はニコチンばかりと思いがちですが、電子タバコには知られていない事実が多くあります。ニコチン以外にも、ホルムアルデヒド等の発癌性物質が含まれていたり、また、今回の私たちの調査によって、フレーバー電子タバコは呼吸官への健康被害の原因となる可能性があることがわかったのです。」
アメリカでは電子タバコの人気は高く、実際の電子タバコによる健康被害が広く知られていない状況で規制もないため、煙草より健康被害が少ないと信じて電子タバコに乗り換える人も多数いる。愛煙家には辛い事実が今後さらに発見されるかもしれない。
ー海外の反応
・そうは言っても電子タバコは普通の煙草よりは安全っていうのは事実だろ？ただ、煙草を全然吸っていないのと電子タバコが同じ事と勘違しちゃいけない。
・フレーバーが付いてない電子タバコもあるよ。正直あの甘ったるいフレーバーは好きじゃない。
・電子タバコで煙草をやめれたって人が沢山いるのも事実。なんで安全な電子タバコはどのブランドって言ってくれないんだろう。電子タバコの悪い所ばっかりをつついているとしか思えない。
・単純な疑問だけど、体に悪いとわかっているジアセチルをなぜまだ使ってるの？
・2年くらい前からジアセチルを使わないリキッドの販売をしているブランドあるよ。
・この話、ずいぶん前から知ってたよ。大手の電子タバコではもう変なケミカルは使われていない。わけのわからない会社のリキッドはアブナイから買わない。
・全然新しいニュースじゃない。電子タバコメーカーはみんなこの事を知っていて、今は使ってないはず。
・空気以外のものを肺に吸い込んだら、体に悪いのは当たり前。
・電子タバコの煙が原因で体調が悪くなった友人がいるよ。煙草をやめようとする1つの手段として以外に電子タバコを吸うのは、意味のない事。
・世の中のすべての物に悪い物と良い物が混在している。悪い物を避けようとするなら、食べる物がなんにもなくなる。
・近所の電子タバコの店の人はもうジアセチルは使われていないって言ってたけど？
・主要電子タバコブランド51種類ってのが何なのか教えてくれよ！
・煙草と電子タバコ、どっちが危険なの？
・電子タバコは禁煙には有効だけれど、安全ではないってこと。
・これ、知ってた。だから数ヶ月前にフレーバーなしのやつに切り替えたよ。
・これは煙草業界の支援で電子タバコ業界を潰そうとしているのかな・・・？
・煙草も電子タバコもやめるのが賢い選択。
掲載元
https://www.reddit.com/r/science/comments/3vxbzo/chemical_flavorings_found_in_ecigarettes_linked/
（ライター：南ロココ）
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