【化学のお墨つき!】人に抱きしめてもらうと、ストレス解消につながることが判明!

 

突然あなたの前に全くしらない男性が現れたとします。彼はとても親切そう。「腕をとってもいいでしょうか?」と聞く彼の名前は、ポール・アンベルク。
ZDFzoomのドキュメンタリー「私に触れて。-どうして触れ合いはそんなに大切なのか-」について探っており、他人や親戚、好きな人に触られるとどういう効果があるのかを研究しています。
実際、お互いに触れ合うことが何のために良いのかと問いかけながら、体の触れ合いに重きを置いた世界旅行をし、アメリカまでたどり着きました。


もちろん、いやな人に触れられたとき、不快に感じるボディタッチは、反対の効果をもたらすのだと、心理学者や学者、医者などは言います。
ドイツでは、3人に一人が抱きしめられることを好み、人肌や安心感を恋しく思っているそうです。もし、長い人生の日常で人と触れ合う機会が少なければ、一体どんな事態が起こるのか、とこのドキュメンタリーでは問われます。
特に、多くの人がスマートフォン中毒に陥っている昨今では。

体のふれあいがあまり好きではない人は、もちろん、多すぎるのがストレスにもなります。それは好みの問題ですね。
ドイツのライプチヒではなんと、「寄り添い合おうパーティ」が開かれました。決して不潔なものではありませんよ。
触れ合い、マッサージをし、目と目を見つめながらしっかりと抱きしめ合うことがこのパーティーでは許可されています。それ以上はいけません。

''パーティ開催から6時間後、今まで体験したこともないようなエンドルフィンの放出を感じました、それは次の日まで続いたのよ。''と参加者は語ります。本当でしょうか。

-一瞬では意味がない!

''本当ですよ!''ライプチヒ大学のドクター・マーティンは答えます。触れ合いは、身体的そして心理的にポジティブな変化をもたらすのだと、新生理学によって証明されたのだと。
これを受けアンベルクさんは、背中のマッサージを受けている間とその後の脳の電波を測る自己研究をしました。すると、次のようなことが起こりました。
肌の感覚が、どんどん敏感になってゆき、ある種の興奮状態に陥る。それは、抱きしめられるのでも、マッサージでも同じ。そして、大量の生物的電波が脳にまで届く。
そこで、ホルモンなどが作られ、脈拍はゆっくりになり、リラックスし、ストレスレスの状態になる。
これらのことが、この実験でわかりました。

これは、赤ん坊が母親の胎内にいたころの安心した古い記憶に似ているため、抱擁はある種のセラピーになるという理論も裏付けます。

人肌の温かさや、誰かに抱きしめてもらうことは、インターネットやスマートフォンではできません。誰か寄り添ってくれる人を探しましょう。それにしても、アンベルクさんのように、道で突然「抱きしめてください」と声をかけるのは、やめておきましょうね。

掲載元:
http://www.welt.de/vermischtes/article157017798/Was-passiert-wenn-ein-Mensch-einen-anderen-beruehrt.html
(秒刊ライター:はる)

 

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